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最近、ARMはCMSISレイヤに新しいコンポーネントを追加しました。 CMSIS-DAPです。
これはターゲットのデバッグアクセスポート(DAP)への標準化されたアクセス方法を提供するものです。CMSIS-DAPは、インターフェースチップに実装されます。インターフェースチップはUSBを通じてデバッガを走らせているホストコンピュータに接続され、JTAG (Joint Test Action Group)かSWD (Serial Wire Debug)を通じてターゲットデバイスに接続されます。JTAGとSWDはターゲットをデバッグするために用いられる一般的な方法です。
ARMのCortexをターゲットとした開発を行う際、Keil MDKを使うと高効率のバイナリを出力できるうえ、デバッグを行うことができます。
MDKはホビーユーザーにとってかなり高価な開発ツールなのですが、バイナリサイズが32KBまでと制限されているものの無償版、MDK-Liteが存在します。Cortex-M0程度のCPUを使う場合、このコンパイラで十分な開発を行うことができるはずです。
開発したコードをCPUに転送したり、デバッグを行うためにはデバッグアダプタが必要となります。
このデバッグアダプタをオープンソースハードウェアで用意したいと思い、NXPのAN11321をベースに作成しました。
AN11321のコードをベースに修正しました。AN11321のコードにはバグがあり、PDFでは触れられていない74LVC125などのバッファを使うことを前提としたコードになっています。
現在、NXP社にコード公開の可否を確認しようとしていますので、承諾が得られ次第ファームのソースコードを公開します。